19915月、太陽が丘総合運動公園で、42回全国植樹祭が開催された際に、ボランティア通訳が募集され、その年の12月に、そのボランティア有志で宇治国際交流クラブ結成されました。光陰矢のごとし、あれから早20年がたとうとしています。宇治国際交流クラブもようやく二十歳、グループとして成人の仲間入りです。その記念すべき年のお世話役に就きましたこと、光栄に思うと同時に責任の重さを感じます。

今年度は二十歳の区切りに、クラブの未来を見据えて、皆さんと共に多様な活動に取り組みたいと思っていました。その矢先に、とてつもない非情な自然の力によって、日本は大変な状況下に置かれてしまいました。東日本地域の犠牲者の方々のご冥福をお祈りするとともに、幸い平穏な日常生活を営むことができる私たちの状況を感謝すると同時に、今クラブの皆さんと共に何ができるかを考えながら、この一年の活動を充実させたいと役員一同考えています。

4月に予定されていたドイツからの訪問団、また毎年来日が続いていたカナダ・カムループス市のトンプソン・リバーズ大学の学生たちの訪問もキャンセルとなりました。今年度はカムループス市からの愉快な公式訪問団も多分来られないことになるでしょう。日本を退避勧告、渡航延期の国として指定する諸外国によって、日本で勉学に励んでいた多くの留学生、また労働者も早々に帰国をするような現状にあります。また例年なら外国からの観光客で賑わう観光地も閑古鳥が鳴いているというニュースが流れます。外国の人々との交流に関心があるメンバーの集まりである宇治国際交流クラブは、今何をするべきなのでしょうか。

報道されるニュースから知る東北被災地の人々の忍耐強さ、また彼らの地域への絆の深さに感動を覚える私たちは、どれほど日本や他の地域の日本人同胞のことを知っていたのでしょうか。今もっともっと日本のことをよく知り、多様な分野を理解し、日本を立て直すことに力を合わせたいと思います。そして私たち日本人の良いところを外国の人々にいろいろな方法でPRし、伝える活動を皆さんと共に考えたいと思います。そしてまた私たちの国が、以前のように世界の人々から愛される日本になることを願っています。

 

                   伊勢村紀久子

 
会長の挨拶
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