茶摘み見学会は年に1度の貴重な体験。風薫る爽やかな5月13日(金)日本語教室より27名が製茶工場を訪問し、お茶の種類や歴史、抹茶の効用等の説明を受け、栽培から荒茶製造、精選加工から抹茶が作られるまでのビデオを見た後、昔ながらの「よしづ」を広げ更に藁を均等に撒き直射日光を遮った茶畑の中で、大事に育てられた柔らかい新芽の摘み方を教わり体験しました。 

初級の学習者7人は英語でのビデオや説明を受け、残りの学習者とスタッフはすべて日本語で製造工程を見学。途中で白いネット状のキャップをかぶった時は皆で顔を見合わせ大笑い!誰も写真を取らなかったのが幸いでした。

最終工程では約300個もの茶臼が全て一定の速度で左回りにクルクルと回っている光景は圧巻です。ここは空調で温度や湿度を管理し、銘柄別の仕立碾茶を石臼でミクロン単位の粒子に挽き、40gの抹茶缶が24時間体制で製造されています。まったりとした上品なお茶の香りに包まれながら窓ガラス越しに見るのですが、時折白いキャップをかぶった自分の顔がガラスに映り、こちらを見ているのにギョ!としたりもしました。 

見学が終わり、戻ってきた部屋には歴代の農林水産大臣からの表彰状がたくさん掲示されており、品質管理の高さが評価されているとの説明を受け、宇治市民としての誇りを感じると共に、日本語教室の一員として学習者をここに案内できる喜びも改めて感じました。 

最後に茶団子と抹茶のサービスに皆大喜び。学習者の中にはお代わりをする人やお土産に抹茶、茶筅や茶杓等を買って帰る人達もいました。 

「緑茶・紅茶・ウーロン茶は同じツバキ科の茶樹から作られると聞いてビックリした」「お茶の木は同じでも、陽の光の当て方や、葉の処理の仕方でお茶の種類が変わるという事を知り勉強になった」「楽しかった」「おいしかった」「ありがとう」等々の感想を聞き、これからもここで新茶の茶摘み体験と工場見学をさせていただき、日本語教室の行事の一つとして末長く継続していきたいと思いました。 

帰りには有志で、ラーメンと讃岐うどんに別れましたがお昼を一緒に食べながら会話をし、教材や辞書を使わない生きた課外学習に心身共に満腹感で一杯の一日でした。

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毎年恒例の「新茶の茶摘み体験と工場見学」

 

日本語教室 谷口明美

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