ネパール大地震後の写真展と講演に参加して;

 ネパールは一度も行ったこともなく、また日常的には情報も少なく、私にはなじみの薄い国です。美しいヒマラヤを背景にした山岳地帯に住む人々の素朴な生活、そんなイメージが浮かぶ程度でした。
 今回、講師の先生の話を聞かせていただき、震災後の生活再建がなかなか進んでいないことやその背景にあるネパールの政治的社会的状況の複雑さ、家屋の建築の問題など、知らなかったことばかりでした。王政を廃し新しく国を作ろうとしていた矢先の大地震、国の秩序が整っていない中、国際支援が届くべき人々に届きにくいもどかしさ。そんな状況でも、ネパールの人々はたくましく、助け合って生き抜いている様子も報告され、その土地にはその土地の生きる知恵があると改めて思いました。
 講演や写真を通じて、ネパールについて知ることができました。震災への支援はわずかしかできませんが、心のエールは送りつづけたいと思いました。

                       (松田秀子)

お話はゆっくりと分かりやすく私なりに理解を深める事が出来ました。

 政治的な問題から援助物資をもらえた人、もらえなかった人・・・不公平があることも。
 私たちの気持ちが少しでも前向きに頑張る力になってくれることを祈るばかりです。 休憩時間に頂いたお茶菓子、美味しかったです。ごちそうさまでした。(KM

甚大な被害に遭ったネパール中部。カトマンズ盆地内、各市の寺院や建造物に壊滅的な被害が出たほか、沢山の人命が奪われました。耐震性の低いレンガ造りの家や学校、多くの寺院は脆くも崩れ去り、仮設住宅の設置は進んではいても十分には行き届いていません。余震もあるため半壊した家や亀裂が入った家には住めず、屋外にテントを張っての生活、ヒマラヤ山脈の寒空のもとで家もなく厳しい生活になっているという写真等に釘付けになりました。
 新憲法が昨年9月に制定されたものの政治家たちの権力争いや、各国の思惑の衝突などによる混乱などで復興が遅れているそうです。世界各国からの支援物資や義援金、政府からの援助等が必要とされている人たちに届かないという声を聞くと本当に心が痛み悲しくなります。
 でも、その中で唯一救われたのは、あどけない子供たちの写真でした。
 このような状況下でも子供たちが安心して遊び学べる場所を与え、真の笑顔を取り戻すことが、大人たちの生きる糧となり復興への歩みを進める原動力になることと信じ願っています。

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参考 (寄付金でできること)

NGOなどが出しているひとつの目安です。
①2,000円で 「避難生活用シートを一枚」
②4,000円で 「子ども100人分の栄養強化食品」
③5,000円で 「一人の子どもが3カ月をしのぐための食糧」
④30,000円で 「テント一式」

「小さな国際支援・スマイル」は、新年早々の124()宇治公民館にて、午後130分から立命館大・京都ノートルダム女子大の非常勤講師でありながら、1989年よりネパールでフィールドワークを続け、文化人類学、ネパール地域研究をしておられる橘健一博士をお招きして、ネパールの概略と昨年4月251156分に起きた大震災(マグニチュード7.8)の被害や復興状況及び先住民(チェパン)社会の調査研究について、被災地域の写真を見ながら詳しくお話ししていただきました。

ネパールの現在
ネパール大震災の被害・復興状況と先住民チェパン
新聞記事
感想

小さな国際支援・スマイル研修会

      日時: 2016 1 24 ()                13301500

              参加人数: 28

ネパール大災害の被害・復興状況と「先住民チェパン」の講演会を受講して。

 世界各国が多額な支援を行っても、必要としている人達になかなか届かなかったり政治勢力によっても配布金が受け取れなかったりする等の現実を耳にするとカンパするのを躊躇し、むなしく感じてしまう。
 だが今日は、以前からネパールに入り、地域住民と共に生活されてきた講演者橘先生を通して私たちのカンパがきちんと届く安心感は復興の願いが高まった上、これからも何かの形で協力したいとさえ思う。
 ネパール復興を強く願ながらの大災害支援は橘先生にとって、研究外の活動だろう。けれど休日を押してこのような講演をしたり、日本とネパールの橋渡し役をされたりしていらっしゃることに畏敬の念を感じる。

                           駒井 玲子

 この研修に参加していただいた皆さまは、災害支援に積極的に関心を持っておられ、質疑応答も予定時間を延長したぐらいです。さらに寄付金も2万円になり、感謝いたしております。

 今春にも、再度ネパールへ行かれる橘先生と今後の支援の在り方や、一番効果的な支援方法等を検討し、皆さまから頂きました寄付金や温かい思いやりを確実に被災者の方々の元に届けられますよう、微力ながら努力いていくつもりでおります。また皆さまのお考えもいただけると幸いです。   
                                  谷口明美